大人失格【マサ静】

包んだ両頬から伝わる、繊細な細さが随分といとけない。薄く開かれたままのくちびるを、重ねるだけのキスで奪う。眼鏡の奥の、大人びた印象の瞳は伏せられることなくただしばたいていた。ちぐはぐで危うい。はじめはそんな印象を抱いた。そして今も。やってしまった。あんなに誓ったはずなのに。
「その先は、」
どうしたものかと手を離そうとした矢先、この距離でないと聞き逃しそうな、小さな声がすべり落ちる。
「教えてもらえないんですか?」
そうくるか、この優等生は。これだから油断ならない。普段のように悪態を吐くより、よっぽど効果的だろう。堪えるような、切なげな笑み。少しふるえた指先が、こちらの頬にふれる。いけないことは山ほどある。それを振り払えるほど、こちらも大人ではないんだよ、残念ながら。

fin.

190525
静弥くんの両頬を包み込むように引き寄せて唇を奪うと頬に触れてきて「その先も教えて」と切なげに微笑まれました。
https://shindanmaker.com/183568
マサ静記念日なので付き合ってるけど進展してないマサ静。

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